祈りと共に
2020年3月11日。
この日は不思議な祈りの体験をしたので記事として残しておきたいと思う。
仲間の淳之介の呼びかけで代々木公園に集まった。
淳之介がビジョンで見てからはじめた銀河夢祭りが4年目を迎えたからだ。
4年目にしてコロナさんのことで一番小さなお祭りになることが予想されていた。
私はそれぞれの祭りでいいと思っていた。
それぞれが自分の祭りをはじめて行くときなんだと感じていた。
だから本当に直前までどこにいるか自分でもわからなかったし、
どこにいてもいいんだとも思った。
ただ地球と共に
祈ることができれば。
自分がそこに在れば。
追悼の気持ちも東北に向けてだけでなく、日本中に、そして世界中に。
この地球上のあらゆる命に向けて祈りたいと思っていた。
私がここで重なることが決まった一番は、
自分が作ったキャンドルが使われることになったからだった。
毎年、銀河夢祭りでは中心にちゃぶ台を置いて
その上にキャンドルを置いている。
(ちなみに今そのちゃぶ台の上でこの文章を書いている)
毎年銀河夢祭りに向けてキャンドルを作ってくれているキャンドルアーティストさんがいるけれど、
今年はなぜかしっくりくるのができなかったそうだ。
「だからキャンドルがないんだよね・・・」
「でもやっぱりおきたいんだよね・・・」
そんな話を当日歌うために広島から来たアーティストの湧くんと淳之介が話しているのを
311の二日前に私が住んでいるあうわほーむでたまたま聞いた。
そして屋根裏に上がり、自分の持っているキャンドルを眺めてみた。
その時に淳之介に見せたのが、
私が昨年末におばあちゃんのいのちを感じて作ったキャンドルだった。
そのキャンドルは、おばあちゃんのいのちが長くないことを知った直後に
安曇野のれいちゃんのキャンドル教室で、
私が作ったもので実際に入院先のおばあちゃんに届け、
そして最後のお葬式の場で灯されたものだった。
そのキャンドルは2つ作っており、
1つは棺の中に入れて、おばあちゃんと共に天に還った。
もう一つはおばあちゃんのいのちを感じるときに灯そうと
私が持っていた。
その話をしたとき、「これしかない」と言うことになった。
「このために今年はキャンドルが来なかったのか」と言われた。
このキャンドルと共に、天と地を繋げる祈りをする。
それは私のすることだと思った。
祈らせていただきたいと思った。
目に見えるいのちも、目に見えないいのちも、
すべてと共に在ることを
祈らせていただきたいと思った。
代々木公園は火気厳禁のため当日、
キャンドルに火をつけれないけれど、
なんと湧くんが歌う曲は「TOMOSU」と言う曲だった。
私が初めて聴いたときに好きになった曲で、
湧くんと再会した後にも歌ってもらっていた。
このキャンドルに「TOMOSU」という曲。
きっとこれは完璧なんだと思った。
そして迎えた当日。
雨の天気予報を前日に吹っ飛ばして当日は晴天。
天気予報も終日晴天に変わっていた。
本当にあたたかいぽかぽかした春のお天気だった。
(コロナ対策により全員マスク着用)
みんなが集まってきて、すごく心地よい流れの中で始まった。
ちゃぶ台を囲んで、みんなが一つの話になり、
淳之介の挨拶と、キャンドルの紹介をさせていただいた後、
英子ちゃんのライヤーの演奏が始まった。
私はただただ祈らせていただいた。
ただ共に、と祈らせていただいた。
14:46までのカウントダウンが始まって
そのまま黙祷に入ったのだが、
黙祷が始まる直前からポタポタとまさかの雨・・・!!?
そして黙祷中には雨が降っているではないか、、!!?
湧くくんの「TOMOSU」も
雨の中で心地良く響いた。
キャンドルの祈りが天と地を繋いでいるのを感じた。
空が涙を流して浄化してくれていた。
そして湧くくんの演奏が終わった後に、
本格的に雨が降り始めていたので、「木陰に移動しよう!」となって、
みんなで荷物を持って木陰に移動した。
そして、木陰の下で、一人一人が夢宣言(想いのシェア)をして、
洋輔が最後に「いのちの願い」という曲を歌った。
その途中から晴れ間が見え出して、
最後のフレーズである「輝け!」と言った瞬間に空はまた
信じられないように晴れ晴れとしていた!✨✨
そしてこれは原っぱに戻ろう!となって、
そのまま太鼓をたたきながら原っぱに戻って
みんなで輪になって「歓喜の祭り」を歌って踊った✨
途中から代々木公園で遊んでいた高校生?や外国人の方も
輪の中に入ってきて、
みんなで「ええじゃないか」と歌って踊った。
本当に心の底から歓喜を感じた瞬間がそこにはあった。
最高に楽しいお祭りになった。
天気さえも素晴らしい演出になっていた。
こんなことがあるのかって思う不思議な体験だった。
すべてと共に在ることを心で感じた。
私にとっても本当に心に残る日になった。
一緒に重ねてくれたみんな、ありがとう。
(全員あえてのマスク着用での記念写真✨)