大切な人の生命

今日はどうしても向き合わなければいけない。

 

大切な人の存在について

生命の大切さについて

 

私はとても大好きで

今でも大好きで仕方がない友人、山根実紀ちゃんを

6年前に自死で亡くしています。

 

大学時代にフェアトレードサークルで活動していた時に、

全国のフェアトレードサークルの仲間が集まって学生ネットワークを作って

関西や九州で合宿をしていました。

 

関西の代表をしていたのが実紀ちゃん。

頭が良くてスタイルも良くてめちゃくちゃ美人。

そしてめちゃくちゃ活動的で勉強熱心。

一人でウガンダまで行くような子でした。

(一緒にウガンダ行かない?と声もかけてくれました)

 

当日私が住んでいた別府のうちに泊まりに来てくれて、

一緒に福岡で開催されたフェアトレードのファッションショーに出たり、

お互いの地元である神戸でお茶したり、

京都のフェアトレードショップを周ったり、

実紀ちゃんの家に泊まらせてもらったり、

時々しか会えなくても大好きで仲良しで、

普段から連絡も取り合っていました。

 

大学を卒業して私たちが就職しても

実紀ちゃんは京都大学の大学院に進学して研究を続けていました。

社会的弱者にいつも寄り添っていて、

差別がない世界をつくることに何よりも関心があるようでした。

 

 

そんな愛する尊敬する友人の自死を知った時は

生まれて初めて絶望という体験をした。

 

もうそんな体験をしたくなくて、

大切な人が増えることすら怖かった。

 

一人娘だった彼女のお母さんと仲良くなり、

お母さんと過ごすことで少しずつ彼女を心の中で受けとめるようになった。

今でも神戸に帰るたびにお母さんに連絡をして、

時間が合う時はご飯に行っている。

(実紀ちゃんと行った思い出のお店によく連れて行ってくれます)

 

実紀ちゃんのことはずっとずっと心に中にあって

ある意味では生きていた時よりも

心のそばにいる感覚さえもある。

 

ようやく心が落ち着いてきたのに、

突然また彼女のことで動き出すことになった。

 

10日前に突然、大学時代の友人から連絡があって(私に実紀ちゃんが亡くなったことを伝えてくれた人と同じ友人です)、実紀ちゃんのドキュメンタリー追悼映像を作りたいと言っている方がいると知らされました。

その方が仕事のことなどで悩んでいた時に、実紀ちゃんが熱心に相談に乗ってくれたから今の自分があるとのことで。

実紀ちゃんの取り組みや活動に生前から勇気をもらっていたから何かしらの形に残して足跡を伝えていきたいと思ったそうでドキュメンタリー追悼映像を作りたいとのことでした。(現在NHKの番組を作る仕事をしているそう)

 

 

そのために写真を集めていると連絡があり、

その写真ボックスには既に実紀ちゃんの懐かしい笑顔がいっぱいで。

 

私の大好きな笑顔。

今も笑いかけてくれている。

 

もっと一緒に笑いたかったし、

もっと一緒に語りたかった。

 

日常の忙しさと少しの怖さですぐに向き合えなくて、

写真フォルダを全部見れないで10日間が経っていた。

 

いつまでに集めたいのかなと今日連絡をくれた友人にメッセージをしたら、

早くがいいとのことと「私にとっての山根実紀ちゃん」の文章もあれば嬉しいとのこと。

 

今どんな文章が書けるのかわからない。

でも今日は向き合うことに決めたよ。

 

京都の大学でフェアトレードサークルを立ち上げた彼女は自身のサークル名に

JITという名前をつけていた。

 

JITってどういう意味?」と私が聴くと、

「自分の生き方への問いかけ」だと答えた。

 

今も私の生き方に彼女は影響を与えている。

 

大切な人を大切にしたいと心から思えているのはあなたの影響だよ。

 

もう絶対に後悔はしたくないから。

 

いつ生き別れになったって後悔しないように、

私は大切な人を大切にして生きることを決めているよ。

 

 

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